セルフカラーの危険性とは?市販のカラーとサロンカラーの違い | 美容室・美容院 ヘアーラニッシュ

COLUMN

セルフカラーの危険性とは?市販のカラーとサロンカラーの違い

2022.07.02

こんにちは!柏・松戸・流山で美容室を展開するhair Lanish(ヘアーラニッシュ)です♪

市販のカラー剤はドラッグストア等で安価に手に入り、誰でも簡単に染められるように出来ているので、美容室に行けない時には便利アイテムですよね。

しかし、想像以上に髪や頭皮はダメージを受けているんです…。

今回は何故セルフカラーが危険なのかをお伝えしていきます!

カラー剤の違い

『市販と美容室のカラー剤は全然違う』と聞く事はあっても、具体的に何が違うのか疑問ですよね。

まずは大まかな違いをご紹介していきます!

薬剤の強さ

カラー剤は色味や明るさをコントロールしている1剤と、その1剤を反応させる役割をしている2剤を混ぜて作っているのですが、この2剤の強さがサロンのカラー剤と市販のカラー剤で異なってきます。

日本ではこの2剤(過酸化水素水)の濃度が6%までと薬事法で決められており、数値が高ければ高いほど髪の毛に負担がかかります。

美容室でカラー剤を作る際には1.5~6%の2剤をブレンドして、1人1人の髪のコンディションに合わせて調合しています。

しかし、市販のカラー剤はほとんどが6%のみ…!髪が痛んでいても細い毛でも選択肢はありません。

本来白髪染めやおしゃれ染めは明るさや髪の状態を見て塗布していく順番を変えていくのですが、説明書にはそこまで細かく書いておらず、塗りやすい所から染めてしまう事が多いため更にダメージが増える原因になっています。

残留物

髪の毛は表面のキューティクル、内部を形作るコルテックス、芯の部分のメデュラという3層構造になっていて、染料はこのキューティクルをこじ開けて毛髪内部に入り、空気中の酸素と反応して発色します。

このキューティクルを開く時の役割をする成分がサロンのカラー剤と市販の物で違ってきます。

よくセルフカラーのCMで『ツーンとした匂いが気にならない』なんて事を宣伝していますが、その匂いを気にならなくしている成分が残留物になっているものなんです…(笑)

どういう事かと言うと、サロンカラーの成分は薬剤を混ぜて塗布している時から発揮しているので髪の内部にはあまり残りません。

しかし市販のカラー剤の匂いが少ないというのは危険で、アルカリ(カラーに欠かせない成分)が発揮しない分、髪に残ってしまいます。

特に白髪染めに関しては黒くなりすぎたり、根元が明るくなりすぎたり、カブれたりなどのトラブルが起きやすくなってしまいます。

色味の調節

市販のカラー剤には『モカグレージュ』や『ミルクティーベージュ』などの名前と共に、パッケージにそのイメージ色が載っている物が多いですが、明るさや色味の幅がかなり絞られてきます。

サロンでは現状の髪のベースによって色味や明るさを調節し、やりたい色に近付けることが出来ますが、売られているカラー剤で均等に染めたとしても載っている色にすることはほぼ不可能です。

 

セルフカラーの危険性

セルフカラーのデメリットはたくさんありますが、中でも知っておくべきなのは

・髪が過度に痛む

・極端に濃く染まってしまう場合がある

・アレルギーリスクが高い

・直せない程の色ムラになる可能性がある

ということです。

どんな髪でも効果が出るように非常に強い薬剤を使用しているので、サロンカラーよりも数倍のダメージがかかるうえに、強いカラー剤ほど頭皮へのダメージも大きくなるため、炎症やかぶれを引き起こすリスクが高いのです。

そして市販のカラーの中でも特に危険性が高いのが泡カラーになります。

通常1剤と2剤を混ぜ合わせてクリーム状にして塗布するものがほとんどですが、これを泡状にして楽に染められるようにと作られたのが『泡カラー』です。

クリーム状のカラー剤と大きく違う点は、界面活性剤がカラー剤の中に入っているということ…。

界面活性剤はシャンプーや洗剤等に配合されていて、水と油を混ぜ合わせる性質(乳化作用)があるため、石鹸、トリートメントなどにも使われています。

この界面活性剤を大量に入れることで泡立つカラー剤が出来るのですが、なぜシャンプーや石鹸にも使われているのに危険なの?と思いますよね。

それは界面活性剤の効能の1つに薬剤の吸収を高める効果があるということです。

この性質は洗浄成分が汚れを落としやすくしたり、トリートメントは吸収力が高まるのでプラスに働きますが、ヘラカラーの場合は『頭皮や髪にダメージを与える成分の吸収力も高めてしまう』といった危険があります。

泡カラーの場合、吸収力が高い分ジアミンやアルカリを過剰に皮膚が吸収してしまうため、アレルギー症状が強く出る可能性があり、髪の毛にまんべんなく塗布できる反面、頭皮に余分な薬剤が付いてしまうので注意が必要です。

 

まとめ

いかがでしたか?

ホームカラーによる痛みすぎが原因でパーマや縮毛矯正などが出来なくなってしまうケースもあるので、できるだけサロンでカラーする事をオススメしています。

しっかりケアをしておしゃれを楽しんでいきましょう☆

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