COLUMN
2022.05.07
こんにちは!柏・松戸・流山で美容室を展開するhair Lanish(ヘアーラニッシュ)です♪
ようやく暖かくなってきて過ごしやすい日が続いていますが、紫外線に当たったり汗をかいたりすることが増え、頭皮の状態やヘアカラーの褪色など髪の毛のケアも大事になってきますね。
そこで今回は、意外と知らないシャンプーについて、解説していこうと思います!
本来は、頭皮を洗いながら、髪に泡がついていれば髪の汚れは落ちているので、はじめの予洗で7割の汚れは落ちています。
ですがシャンプーは髪を洗うというイメージが強くなっていて、シャンプー時の摩擦により髪への負担が多くなっているんです。
なので、髪の毛が生えてくる頭皮をしっかりと洗い、分泌した汗や皮脂、付着したほこりや花粉、臭いなどをやさしく・しっかりと洗うことが大事になります。
シャンプー剤の成分の中で、水の次に多く含まれているのが界面活性剤です。シャンプー剤だけに関わらず、洗顔料、台所や洗濯洗剤などの洗浄を目的とするものには界面活性剤が含まれています。この界面活性剤の働きによって汚れを落とします。
その種類は、
洗浄力が強く、刺激も比較的強い。一般的に市販品に多い。
例)ラウリル硫酸ナトリウム(アルキル硫酸エステル塩, AS)、ラウレス硫酸ナトリウム(アルキルエーテル硫酸エステル塩, ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩, AES)など
洗浄力がやや弱く、刺激も弱い。髪質や髪のコンディションに合わせられる。サロンのプロユースに多い。
例)ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNaなど
洗浄力は強く、刺激は比較的弱い。頭皮の洗浄には良いが、PHがアルカリの為、髪の毛はギシギシになりやすい。
石けんと表示される。
これらを自分の頭皮や髪の状態に合わせて選んでいきます。
実は、シャンプーとヘアカラーの褪色は大きく関わっています。
シャンプーは、洗剤です。なので毎日洗剤で洗っていればどんどん色が落ちていくのはわかると思います。
髪の等電点と言われるph4.5~5.5の弱酸性の時が髪の形状が最も安定し、落ち着いた状態ですが、ヘアカラーやパーマをすることによりアルカリに傾くと髪は膨潤して、キューティクルが開き、やわらかく弾力がなくなります。逆に酸性に傾くと収れんするため、キューティクルが閉じて、引き締まります。
また、シャンプー時などの濡れている髪は、膨潤してキューティクルが開き、ダメージを受けやすい状態になっています。
美容師さんが口を揃えて言っていると思いますが、きちんとドライヤーで乾かすことも大切です!
したがって、シャンプーで水膨潤してしまい、ヘアカラー時の残留アルカリにより更に膨潤したキューティクルからカラーが抜けだしてしまうのです。
また、市販品のシャンプー剤ですと洗浄力を求めるあまりph値が高いものもあります。これが褪色の大きな原因のひとつにもなります!
だからと言ってシャンプーをしないという状況はまず難しいので、シャンプーをしてもできるだけ長くヘアカラーを保たせることを心がけたいですね!
高級アルコール系シャンプーの洗浄力は昔から変わらず、今の時代には強すぎます。ヘアカラーやパーマ、縮毛矯正などサロンでの薬液負担もありながら、最近ではコテやアイロンなどの熱の負担も増えてきているからです。
そんな現代のライフスタイルに合わせて開発されているのが、アミノ酸系シャンプーになります!
髪の主成分であるたんぱく質ですが、その中でも含有量の多いアミノ酸のグルタミン酸の洗浄成分は、汚れを落とすだけでなく髪の補修もしてくれる画期的な洗浄成分なんです。
その分、原価も高くなり、必然的に販売価格も高価な物になりますが、毎日のケアで髪を傷ませないためにもアミノ酸系シャンプーを使うことをおすすめします!
hair Lanish全店でも取り扱っているオーガニックノートのシャンプーはアミノ酸系に分類されるシャンプーになっておりますので、こちらの記事も是非合わせて参考にしてみてください!↓↓↓
シャンプー剤は、ヘアカラーの持ちを良くする為だけで選ぶのではなく、頭皮や肌に合うシャンプーを選ぶことが必要だと思います。
なかなか気に入ったシャンプーが見つからない、という方は、成分に注目して使い比べてみると、新しい発見があるかもしれません!
また、新しく使い始めたシャンプーの使用感を測るには、少なくても1ヵ月は使い続けてみると、髪の変化が感じられるのではないかと思います。
頭皮に合わせた選び方もあるので、参考にしてみてください。↓↓↓↓
自分に合ったシャンプーを見つけたい方必見!!頭皮のタイプに合わせたシャンプーの選び方
一概に、シャンプーと言っても成分が様々で、選ぶのが難しいですね。
ヘアスタイルや髪の状態、髪質など、お客様一人一人の状況に合わせて提案させて頂きますので、遠慮せずスタイリストに相談してみて下さいね♪