COLUMN
2021.09.17
こんにちは!柏・松戸・流山で美容室を展開するhair Lanish(ヘアーラニッシュ)です♪
夏が終わり、秋のカラーに変える方も多いと思いますがカラーをした後の褪色の早さや、ダメージが気になったりしますよね…
今回は、何故カラーすると傷むのか?色持ちを良くするにはどうすればいいのか?
染まる仕組みも踏まえて、こちらを解説していきたいと思います!
髪の構造は主にキューティクル(毛小皮)、コルテックス(皮質)、メデュラ(髄質)の3層で構成されています。
このキューティクルが閉まった状態だとカラー剤は中に入っていけません…
そこでカラー剤の中に含まれるアルカリ剤が作用し、髪がアルカリに傾くことでキューティクルが開きます。
次に過酸化水素が髪の中にあるメラニンを壊して染料を入れて発色します。
髪を明るくすればするほど元のメラニンが少なくなっていきます。
明るくするにあたってメラニンを壊していくわけですが、同時にタンパク質も壊してしまいます。
髪の毛はケラチンという爪などと近い硬いタンパク質で作られており、その中でキューティクルは髪の内部を守る働きをしています。
このキューティクルが傷むと繊細な髪の内部が表面に出てきてしまうので、よりダメージが進行してしまうのです。
カラー後(特にハイトーン)はしっかりケアをしていきましょう!
紫外線
紫外線には色素を分解する力があります。
髪の毛のメラニンは根元から送り込まれているのではなく、生えてきた時に決まっているので分解されれば減る一方です。
日本人の髪は、主に赤褐色と黄色などのメラニン色素を多く含むことで黒くなっています。
カラーをする時はそのメラニン色素を脱色することから始まるので、カラー剤に含まれる染料が落ちてしまうと
残っているメラニン色素の色味が出てきて、オレンジや赤茶っぽく色落ちしてしまうのです。
洗浄力が強いシャンプー
髪や頭皮を洗うための成分として界面活性剤が使用されていますが、水だけでは落としにくい油性の汚れなどを落とすために
配合されているので、安価な界面活性剤では洗浄力が強すぎてカラーの色までも落としてしまいます。
アイロンなどの高温の熱
コテなどを使う際、高温で使用すると色が焼けて取れやすくなってしまいます。
ドライヤーも同じで、使う時は洗い流さないトリートメントなどをつけてから使うようにしましょう。
UVケアをしっかりする
ヘアパックやトリートメントで保湿するのはもちろんですが、太陽光などの外的刺激から髪を守るためにも
UVカット効果のあるアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)やスプレーをして
お出かけするようにしましょう。
こちらで詳しく紹介しているので、併せてご覧ください☆
【夏の紫外線問題】紫外線によるカラーの退色を防ぐ方法とは??
サロンのシャンプーを使う
サロンで取り扱っているシャンプーは市販の物に比べ、洗浄力が優しくカラーも長持ちするように
作られているものが多いです。特にアミノ酸系の成分が含まれているシャンプーは髪や頭皮への負担が少ないので
カラーを長持ちさせるにはオススメです。
アウトバストリートメントを使う
洗い流さないトリートメントは、髪のキューティクルの外側の油分を補い保護してくれます。
ドライヤーやアイロンの熱、冷暖房の乾燥から髪を守り色落ちを防ぐので、コーティング力の高い
オイルタイプなどがオススメです。
今回はダメージの原因と色持ちの方法について紹介していきましたがいかがでしたか?
色落ちもそうですが、ダメージするからといってやりたいカラーを我慢するのは嫌ですよね…
お家で出来るケアをしっかりして、秋も素敵なカラーを楽しんでいきましょう♪