COLUMN
2019.06.28
只今、弊社にてデジタルパーマ専用のオリジナル商材を開発しております!!
今年の2019年12月にはリリース予定なんですが、どんなものを何の目的で作っているのかというのを今回チラ見せさせていただければと思います♪
なぜデジタルパーマ用の商材を自社開発しようと思ったかというところなんですが、一言で言い表すなら「やわらかさ」を表現したかったからです。
手ざわりのやわらかさ、そして質感のやわらかさ。
目指すイメージはこんな感じ。
この毛束のクズれたやわらかい質感を“デジタルパーマで表現したい”というのが、今回のプライベートブランド開発の根っこの部分です。
「え、それって難しいの?」
と思われる方も多いと思いますが、デジタルパーマにはパーマのかかりや持ちが良いというメリットの反面、どうしても手触りも質感も硬くなってしまうというデメリットがあるんです。
硬いと言われてもなかなかピンとこない方も多いと思うので、イメージとしてあげると上の写真とは逆にこんな感じです。
いや、これはこれでめちゃめちゃ可愛いんだけれど。笑
今話しているのはそこじゃないので注視して欲しいのが、カールの向きですかね。
ほぼすべての髪の毛が同じところ(高さ)から同じカールが出ていて、“毛束”というより“面”でカールを形成しているのがわかると思います。
こうした弾力のあるカールを美容師用語で“リッジ”と呼ぶんですが、このリッジが硬さをイメージさせる要因となっているんです。
そして、デジタルパーマという技術はこのリッジを出すのがめちゃめちゃ得意なパーマなんです。
それにデジタルパーマは手ざわりの面においても、物理的に硬くなります。
これを説明するには少し専門的な話になるんですが、髪の毛はタンパク質でできていて、熱を与えると【タンパク変性】という物理変化を起こすと考えられてきました。
“生卵”から“ゆで卵”になるような変化だと思ってもらえればイメージしやすいかと思います。
【熱を与えれば硬くなる】というのは仕方のない原理原則だったわけです。
しかし、それが最近になって“タンパク質の性質ごと変わる”と思われてきたこのタンパク変性は、実は【熱凝集】という全く違う化学反応をしていることが美容業界でも理解するところになり、それを軽減できる成分をパーマ液に配合できるようになってきたという大きな背景の違いがあります。
そして【熱処理専用】の縮毛矯正やデジタルパーマの時に熱凝集を抑えてくれる商材が増えてきて、一躍技術が進歩しました!
しかし、ここまでは良いとしても、一つ疑問が残りました。
「なんで縮毛矯正用とデジタルパーマ用一緒になってんの?」
というところです。考えてもみてください。確かに理論的にはかなり近いし、“熱処理用”というくくりで見れば一緒ですが、クセ毛を伸ばすのとカールを形成するのって真逆の話です。
そして色々とあたってみましたが、縮毛矯正用は現存しているのに対してデジタルパーマ用というのは探しても見つけられませんでした。。。
そしてたどり着いたのが、“無いんだったら自分達で作っちゃおう!”という単純明快な発想でした。笑
さすがに【パーマ液】ごと作ろうと思うと難しかったので、【処理剤】として施術途中で熱を与える前に使える商材として開発しました。
実は中身はもう完成していて、後はパッケージだったりタイムスケジュール的な調整をしている段階です。
パッケージにも1からこだわって作っているのは、実はこの処理剤は中間処理だけではなく後処理、要するにご自宅でのアフターケアで使うトリートメントとしてもめちゃめちゃ優秀に仕上がっているんです!
お持ち帰りいただけるものになるので、ご自宅でのバスタイムまで演出することを考え弊社の女性スタッフチームが総動員で可愛いく仕上げています♪
またの機会に詳しく紹介させていただこうと思いますので今回はこの辺で。
顧客様に喜んでいただけるものになるようにみんなでラストスパートを頑張ります( ^ ^ )