アーユルヴェーダを知って美と健康のスペシャリストになろう!! | 美容室・美容院 ヘアーラニッシュ

COLUMN

アーユルヴェーダを知って美と健康のスペシャリストになろう!!

2023.01.28

こんにちは!柏・松戸・流山で美容室を展開するhair Lanish(ヘアーラニッシュ)です♪

コロナ禍により自分と向き合う時間が増えた今、注目を集めている「アーユルヴェーダ」

とは言え、何となくイメージはできるけど本当の意味を知らない人が多いのではないでしょうか?

そこで今回は、初めて聞いたという方にも分かりやすくアーユルヴェーダについてご紹介したいと思います(^^♪

【アーユルヴェーダとは?】

アーユルヴェーダとは、古代インド・スリランカを発祥の地とする4千年以上に渡って受け継がれてきた民間療法です。

サンスクリット語のアーユス(生命・寿命)とヴェーダ(科学・知識)の2つの単語からなり、「生命科学」という意味があります。

アーユルヴェーダは、「心身がともに健康な状態」を健康の基準として考え、心身のバランス(調和)を整うことに重要視しています。

アーユルヴェーダでは、心身が健康な状態はどのように維持されるのか、また「どのような生活を行えば病にならないのか…」といった予防医学の考え方を基本とし、心身のバランス維持と健康増進に焦点がおかれています。

【アーユルヴェーダの基本!5大元素を理解しよう】

アーユルヴェーダを学ぶうえでまず知っておきたいのが「5大元素」。

5大元素とは、「空・風・火・水・地」のイメージで表すことができます。世の中のすべてはこの5つで構成されています。

具体的には、「空=空間」「風=風や流れ」「火=熱や火」「水=水分」「地=塊・固・大地」を表しています。

空間に私たちはとして存在しており、その中にはがあり、血液などさまざまな水分循環していると考えてみると分かりやすくありませんか?

つまり自分を含めた自然界は、この5大元素のバランスで構成されていると考えられます。

【アーユルヴェーダの基本!ドーシャを知ろう】

アーユルヴェーダは、一人ひとりの体質や今の体調に合う生活習慣や食事法で、健康促進・維持することが得意です。体質や現在の様子を見る時に重要となるのが「ドーシャ」です。

ドーシャは、私たちの生命を支えるエネルギーで「ヴァータ」「ピッタ」「カファ」の3つになります。

この3つのドーシャは全ての人に宿っていて、それぞれの働きで生命を支えています。3つのドーシャのバランスは人それぞれ違い、それが個性でありその人の体質です。

ドーシャには、「病素」「増えやすいもの」「濁り」などの意味があり、ドーシャのバランスは常に同じではなく、日々変化するもの。

人それぞれ増えやすいドーシャがあり、その人本来のバランスよりも増えすぎてしまった場合、心身の不調を起こしやすくなります。

不調にならない為にも、自分の増えやすいドーシャを知り、増やしすぎないように調整することで心身を健やかに維持、促進することができます。

では、次に3つのドーシャの働きについて、「ヴァータ」「ピッタ」「カファ」を深掘りしていきましょう。

~VATA(ヴァータ)~

ヴァータは風のエネルギーで、運搬・移動・伝達など、「動かす」働きをします。

私たちの身体も体内も常に動きがあります。手足の動き、体内では呼吸・血流・心拍と常に動きがあり、それはヴァータが働いているからおこります。

思考や感覚にも働きがあるように、アイデアが浮かんでくる・脳からの信号を送るなどもヴァータの働きなのです。

・ヴァータタイプ

ヴァータタイプは一言でいうと型にはまらない自由奔放なタイプです。
想像力豊かで独創的であるという特徴を持っていて、少し神経質で恥ずかしがりやな部分もあります。

風と空のエネルギー要素からヴァータは成り立っており、流動性が激しいことから、ヴァータタイプの人は変化が激しくエネルギーのバランスを保っていないとすぐに体調を崩したり体重の増減も大きくなります。

ヴァータタイプの方は活動的な方が多い分、疲れを溜めやすい傾向にあります。
食事を抜いたり、睡眠時間にばらつきがあるとエネルギーのバランスが崩れやすいです。
季節の変わり目もバランスを崩しやすいので気温の変化には敏感に対策をしましょう。

ヴァータが乱れるとこのような状態になりやすいです。

・不安感、不信感が増し落ち着きがなくなる

・体中が冷えて代謝が落ちる

・乾燥・肌や髪の質が落ちる

・消化力が弱まり胃痛や胃もたれが頻繁に起こる

・食欲がなくなる

・排泄する力が弱まり老廃物を溜めこむ

・生理の周期が乱れる

・頭痛が頻繁に起こる

・関節痛が慢性的に起こる

これらの症状を感じる方は、ヴァータが乱れているかもしれません。

ヴァータバランスを整えるには…

◇リラックスと癒し
ヴァータ体質の方は、活動的であるが故にエネルギーの消費も多いため、疲れをしっかりと癒してあげることが必要です。

自分の好きな香りや音楽でリラックスしてもいいですし、毎日湯船に浸かることもとっても大切です。
交感神経が活発になりやすいので家に帰ったらリラックスをすることを心掛けて副交感神経を優位にしてあげましょう。
そうすることで質の良い睡眠が取れ疲れを癒してくれます。

◇体温上昇と潤い
ヴァータ体質の方は体温が低くなりやすい特徴があります。
体の冷えは代謝を著しく減少させますし、さまざまな疾患の原因にもなります。

体温を向上する為には入浴を毎日行うことも重要ですが、根本的に基礎体温を上げるには筋肉量を増やすことが最もお薦めです。
筋トレを行って筋肉量を増やすことによって体温が上昇します。
しかし、トレーニングを行った際には必要な栄養素をしっかりと摂り、休息をとることがヴァータのバランスを整えるには必須になります。
激しいトレーニングよりはピラティスやヨガなどの身体の深層の筋肉を鍛える方法が好ましいでしょう。

また、乾燥しやすいので肌にうるおいを与えることもヴァータのバランスを整えるには重要です。
スチーム系の加湿器を家に置いたり、寝る前にオイルマッサージを行うこともお薦めですよ♪

〜PITTA(ピッタ)〜

ピッタは火のエネルギーで、消化・代謝など、『変換』させる働きをします。

紙を燃やすと灰になり、木を燃やすと炭になるように、火は物質を変換します。

私たちの体内では、食事は栄養素や老廃物に変換されますし、エネルギーが身体の組織に変換されます。

物事を的確に捉えて、それを変換し、分かりやすくまとめる論理的な思考は、ピッタの働きとなります。

・ピッタタイプ

ピッタタイプの方はチャレンジ精神旺盛で情熱的な方が多いです。
目標に向かって計画を立てながらまっすぐに進むことができるエネルギーを持ちます。
人の上に立ちリーダーシップを発揮できるタイプです。

火と水のエネルギーを持っており、そのバランスによってピッタタイプの中でも持ち合わせた性格に違いがあります。

火のエネルギーは消化の力を持っており、高めることによって胃と腸の働きを促進して未消化物である毒素を体内に溜めません。
逆にエネルギーのバランスを崩してしまうと消化の力が弱まり体内にアーマ(毒素)を残しやすくなります。

ピッタは油もの、アルコール、辛いもの、カフェイン、刺激物などの摂りすぎでバランスが乱れてしまいます。
そのことで体調的に不調を来し、身体に様々な影響を与えます。

具体的にピッタが乱れるとこのような状態になりやすいです。

・肌荒れが起きやすく、ニキビや発疹が出る

・下痢が慢性的に続く

・多汗になる・胃痛、胸やけが起こる

・白髪が多くなる

・口臭体臭がきつくなる

・十二指腸潰瘍、心臓疾患、胃潰瘍、肝臓疾患を引き起こしやすくなる

これらの症状を感じる方はピッタのエネルギーが乱れているかもしれません。

・ピッタバランスを整えるには…

◇体温を下げる
ピッタのバランスが崩れているときは、体に熱を溜めやすく感情で動いてしまい冷静な判断ができない傾向にあります。
一時的に体温を下げることを試みましょう。

しかし、継続的に体温を下げてしまうと代謝を減少してしまい体脂肪を溜めこみやすくしてしまう可能性があります。
体を冷やすというよりは、こもった熱を外に出すというイメージを持ちましょう。

◇周りの人のことを考えリラックス
頭の中を自分の目標や野望でいっぱいにせずに、家族や友人や恋人を思いやる心を育てることがピッタタイプの方は重要です。
自然に触れ、四季を楽しむことを生活に取り入れてみてください。
旅行に出かけて日常生活を忘れてリラックスすることもお薦めです。

〜KAPHA(カファ)〜

カファは水と地のエネルギーで、固める・くっつけるなど『結合』する働きをします。

大地に水を染み込ませると固い粘土質になるように、カファはくっつけて固めて安定させる働きをします。

私たちの体内の組織を結合させることで、維持し、身を守る強さもたらす働きをします。

・カファタイプ

カファタイプの人は心が穏やかで人の心を思いやることができる人が多いと言えます。
水と大地のエネルギーを持ち合わせており、すべてを包み込む安定感と寛大さを持ち合わせています。
我慢強く目の前の課題に立ち向かっていくことができるタイプです。

また、保守的なので人の上に立つよりは組織を陰で支えるような人がカファタイプには多く見られます。
しかし、自分の中で言いたいことを溜めこんでしまい、なかなか言い出しづらい一面も持ち合わせています。

カファのバランスを乱してしまう原因は刺激が足りないことから始まります。

慣性の日々が怠惰に繋がってしまうとカパは増大し何をするにも意欲がなくなってしまいます。
また、不摂生な食生活を繰り返したり運動不足であるとカファのバランスを崩します。
特に、甘いものや脂分の多いものの摂りすぎには注意が必要です。

具体的にカファが乱れている時の身体的な不調は以下のものがあげられます。

・体が冷え脂肪を溜めこみやすくなる

・食欲が減退し、体力が衰える

・細胞が水分を溜めこんでしまいむくみがでる。

・髪の毛や肌が油っぽくなる

・いつでも睡魔に襲われる

・咳や鼻炎などの呼吸器系疾患に悩まされる

これらの症状を感じる方はカファのエネルギーが乱れているかもしれません。

・カファバランスを整えるには…

◇意識的に活動的になる
カファタイプの人はどうしても休みの日は家でゴロゴロして過ごすことが多くなりがちです。
活動しないことにはカファのエネルギーを増幅してしまい怠け者モードになり悪循環を生みます。
外に出て体を動かす習慣を付けましょう。
朝早起きして散歩をするだけでもカファを抑えるのに効果的です。

◇常に体を温める習慣をつける
カファ体質の人は、体が冷えやすく代謝が減少しやすい傾向にあります。
冷えることによって皮下脂肪も付きやすくなるので、毎日時間をかけて入浴することも重要ですし、下半身を中心にマッサージをしてリンパの流れを促すことも体温を上げるには効果的です。

◇ストレスを発散する方法をみつける
カファが増大すると、思ったことや感じたことを溜めこみやすくしてしまうので気分転換する方法を自分なりにみつけておくことが大切です。
新しいことに積極的にチャレンジするのもいいかもしれません。

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?

体によいものや悪いものは人によって変化するため、個人の体質にあった方法を提供する、アーユルヴェーダが着目されています。自分にあったドーシャを見極めて、適切な方法で健康面や美容面の改善をしてみては(^^)?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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