COLUMN
2019.07.21
こんにちは!柏・松戸・流山で美容室を展開するhair Lanish(ヘアーラニッシュ)です^_^
今回はご自宅でのヘアケアを見直す記事を書いていきたいと思います♪
髪のダメージにはカラー剤やパーマ剤によるケミカルダメージから、熱や紫外線によるヒートダメージ、摩擦や絡みなどによる物理ダメージがあります。
“髪が傷んだ”と感じた時に真っ先に思い浮かぶのがトリートメント。
一番よい対処法は美容室でシステムトリートメントの施術をすることです。サロン用に作られているトリートメントはステップごとに髪の内部でトリートメント剤を反応させ、浸透・定着をさせていきます。
ここがご自宅でのトリートメントと違うところですね。実はカラー剤・パーマ剤と同様に有資格者だからこそ扱えるのがサロントリートメントなんです。
しかし、だからこそサロントリートメントとご自宅でのトリートメントを一緒に考えるのはちょっと違うよね、というお話。
ここがごっちゃになっているからか、ホームケア=トリートメントという発想になると思うんですが、実はホームケアで真っ先にお金をかけるならシャンプーです。
優先順位で言うなら【サロンでのトリートメント→ホームケアシャンプー→ホームケアトリートメント→洗い流さないトリートメント】という順番になります。
ご自宅で使う1浴式のトリートメントにはそこまで高いダメージ補修の効果を期待できるものではなく、せっかくいいトリートメントを使っても、シャンプーが市販品のままだと0×2=0みたいな残念な結果に。
手軽だからという理由でホームケア入門として洗い流さないトリートメントを購入するというのはもってのほかです。
“トリートメント”には広義と狭義の2つの意味合いがあります。
リンス・コンディショナー・トリートメントは明確に用途の違いがあるんですが、これらを総称してトリートメントとも呼ぶというややこしさ。
洗い流さないトリートメントやオイル、市販されているトリートメントというのはだいたいが“コンディショナー”と同義なんですよね。髪の水分補給とコーティングがメインで作られています。
しかしトリートメントの本来の定義は“内部補修”。
残念ながらしっかりと内部補修をしてくれる“トリートメント”と呼べる商品はそんなに多くないというのが現実だったりします。
さらにはダメージした髪をさらに進行させる原因にもなるのが市販のシャンプーだったりします。
理由は基盤になっている洗浄成分の違い。ダメージしている髪に使うと洗浄力が強すぎてシャンプー中の絡み・きしみの原因になったりして、物理ダメージがどんどん進行してしまします。
良いとされているノンシリコンシャンプーは場合によっては実はもってのほかです。
シリコンは潤滑剤の役割を果たしてくれるので、シャンプー中の絡み・きしみを抑えてくれるものなんですが、それに変わる天然成分が配合されているシャンプーならいざ知らず、ただただ潤滑剤を抜いただけのノンシリコンシャンプーをダメージ毛に使用するというのは、、、ここまで読んでいただいた方ならもう分かりますよね。
サロン専売品として美容室で販売しているシャンプーは洗浄成分が“アミノ酸系”で髪を傷ませないのはもちろん、最近では内部補修をしてくれる成分も豊富に配合されているのが特徴です。
簡単に言えばシャンプーをした後、泡立てたまま時間をおくとトリートメントとしても浸透してくれるというもの。
ダメージを助長するシャンプーと、ダメージを修復してくれるシャンプーを毎日使うのではその差は明確に出てきます。
せっかく良いトリートメントを使っていても、シャンプーの時点でダメージが進行してしまうのでは本末転倒ではありませんか?
だからこそ“ホームケア”を考えるのであればシャンプーを良いものに変えるのが掛け算をしていく上での最初の一歩になります。
まずは騙されたと思って試してみてくださいね^_^